H26年南相馬市ボランティア活動に参加して

H26年南相馬市ボランティア活動に参加して

『できる人が、できる時に、できる事をする』 南相馬ボランティアセンター(以下ボラセン)の基本理念です。

何か出来ないかと思いつつ3年以上が経ち、ようやくボランティアに参加する事が出来ました。何が出来るか分らないけれど、まず被災地に行こう。行ってこの目で見て、できることをしようと行動しました。被災当初は泥出し等、かなり厳しい作業もあったようですが、今は屋外の掃除片付、草刈り、ビニールハウスの解体が主作業の様です。

00ボラセンの、平日の参加人数は15名前後で、休日は大勢の参加者が来てくれるとの事。作業物件は避難地区の方々からのものが殆どの様です。依頼毎に人数の振り分けを行い、班に分かれます。作業は、リーダー(班ごとに選出)の指示のもと行いますが、最初に、この震災で亡くなられた方々への黙祷を行います。

私は、今回2日間だけの参加でしたが、参加されている方の中には、長期間に渡り活動をされている方、遠方からの参加者も多いです。頭の下がる思いで、只々感心するばかりでした。

この南相馬近辺は、瓦礫などがまだそのまま残っており、除染残土もトン袋で沢山積み上げられています。実際に被災地に行き、見て、ボランティアに参加し、また参加している方々とお話した事が良い経験になりました。

被災された方々、南相馬の避難地域の方々が安心して過ごせる日々が早く来ることを願っています。

           田辺支部 藍畑春雄

福島に行こう

 

 2011年3月、地震と津波に続いての原発の暴走。テレビから流される絶望的な情報の中で、いたたまれない思いを持った。福島では、おじいさんおばあさん、そしてお母さんと子供達が不安な中で過ごしている。遠く離れた和歌山でのほほんと過ごしていいのか、義援金や物資を送るだけでいいのか、焦燥感の中で自分がだめになるのではと・・・。4月7日に福島に向かう。

 前泊した会津若松で、最大余震に遭遇、宿泊地では震度3なれど、段々揺れが大きくなり1分近く続く地震に驚く。

 第1回:2011年4月8日~10日、南相馬市鹿島区での流出物の洗浄(津波に流され捜索時に回収されたアルバムや位牌などの洗浄)。

 第2回:2011年6月6~10日、南相馬市鹿島区での床下の泥出し、道路側溝の泥上げ、原町区での流出物の洗浄展示。

 第3回:2012年3月30,31日、いわき市で津波瓦礫の片付けと被災家屋の解体手伝い。4月2~5日、南相馬市での農業用水路の泥上げ。きつかった・・・。

 第4回:2013年3月24,25日、南相馬市小高区での復興ボランティアとしての太陽光発電架台の組立、初めて妻も参加。同じく初参加の、福岡から来た中学校を卒業したばかりの4人の少年達に感動。海岸で見た、津波で流された消防車に涙。

 第5回:2014年6月4~6日、南相馬市小高区での草刈り、大型ゴミの分別、ビニールハウスの解体。第4回に作業した発電所が完成していたのが嬉しかった。除染の作業員ばかりが目立つ。傷みが無いのに住む人のない住宅が悲しい・・・。海岸ではまだ津波の傷跡がそのまま。

 趣味の滝巡りも兼ねて、5回のボランティアに参加。今後も南相馬ボラセンがある限り、年に1度は参加する決意。

 放射線の危険性とかあるのかも知れないが、現実に福島県には多くの市民が暮らしている。その人たちを勇気づけるためにも、一人でも多くの方が福島に行って欲しい・・・。ボランティアでも勉強でも観光でも滝見でも・・・何でもいいので福島に行って欲しい。

 今年は、全国大会が福島県郡山市で行われます。中通り(郡山や福島)だけでなく浜通り(いわきや相馬)にも足を運んで下さい。そして、もし、ボランティアに参加希望の方があれば、柳川まで相談下さい。

           田辺支部 柳川廣美

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